コンドロイチンは保水力が高く、美容に役立つサプリメントとしてよく知られています。年齢を重ねるにつれて、体内のコンドロイチンが少なくなってくるので、サプリメントなどで摂取すると美容には効果的です。
この頃よくテレビや雑誌のサプリメントの情報で目にするコンドロイチンとは、どういうものなのでしょうか。
コンドロイチンとはもともとギリシャ語で「軟骨のもと」という意味があります。加熱するとジェル状になる性質を持っている「ムコ多糖類」の一種です。「ムコ多糖類」とは「粘りを持った多糖」という意味で人間の肌の奥にある真皮の主要成分のひとつでもあります。
人間の体においては骨と骨をつなぐ軟骨の部分に存在し、そのねばねばした粘性が、骨同士が摩擦しないように、クッションのような役目を果たしています。そのほかには、眼球の角膜、皮膚、肝臓や腎臓などの内臓にも含まれていて、体内の細胞をひとつひとつつなぐ役目もしています。またさらに体の中の水分量をコントロールするという役割もあります。大変高い保水力があるのがコンドロイチンの性質のひとつでもあります。
こんな性質を活かし、コンドロイチンは哺乳類や魚類の軟骨から抽出されて、私たちが眼にする化粧品やサプリメントへと使われているのです。その中で特にサメの軟骨由来のものが多く作られています。アメリカ食品医薬品局では、その安全性を認めているということです。こんな人の体に重要な働きをするコンドロイチンですから、これからも私たちが健康を維持していく上で、ますます注目されるのは間違いないでしょう。
神経痛で悩んでいる人は多いようですが、コンドロイチンが効果的であるとご存知でしょうか。
寒さや気圧の変化など、ほんの些細なことで痛みが増してしまうのが神経痛で、強烈で電気的な痛みが特徴のやっかいな病気です。冷たい風が顔に触れるだけでも激痛が走るほどつらいものが、神経痛の中でも典型的な三叉神経痛と呼ばれるものです。
酵素や栄養素はグリア細胞という細胞から、神経細胞に補充される仕組みです。コンドロイチンなどを含むムコ多糖を分泌する働きが、このグリア細胞にはあります。このムコ多糖体の働きは、動物の細胞や繊維、組織、器官の間をしっかりと結びつけて保護し、栄養を補給するという非常に大切なものです。
神経そのものの機能が大きく歪むことになるのは、このムコ多糖類の生成に異常が起きることが原因です。コンドロイチンはグリア細胞や神経繊維の外側を包む膜に作用するので、その刺激を和らげてくれます。さらに痛みの原因となる物質にくっついて一時的にその痛みを除去する働きがあるのが、コンドロイチンというものです。そういうわけで神経痛の激しい痛みだけでなく、ギックリ腰や肩こりにも効果があるのがコンドロイチンの素晴らしいところです。
てんかんの薬を三叉神経痛を和らげるために使うこともあります。しかし副作用の眠気が起きることがあるので注意が必要です。神経痛にどうしようもなく悩まされている時は、コンドロイチンを試してみると良いのではないでしょうか。
コンドロイチンは、美容に役立つサプリメントとしてよく知られています。
美容にも重要な役割を果たしてくれるコンドロイチンは、保水力が高いのが特徴です。たくさんの水分を保持している皮膚である赤ちゃんのお肌は、すべすべしていて張りと弾力がありますね。年齢を重ねるにつれて、体内のコンドロイチンが少なくなって肌に水気を蓄えておく力が失われてしまうと、肌の水分が失われてカサつきがちになります。
体を保護し水分の蒸散を防ぐ働きのある皮膚は、一番外側にある部分で表皮と呼ばれています。皮膚と筋肉とを繋ぐ皮下組織と続いているのが、表皮の下にある血管、神経、筋肉などがまじった真皮という部分です。一般的に真皮の部分が皮膚そのものといわれます。そこには70%のコラーゲンと1%弱のコンドロイチンが含まれているものなのです。
コンドロイチンは、皮膚の水分量を保持し、皮膚機能を維持するためにとても重要な役割を果たしていますが、皮膚組織の中でコンドロイチンの比率は多くはありません。コンドロイチンがたくさんあるのが、健康な肌といえるでしょう。水分をたっぷりと補給してコラーゲンの機能を助けてくれているからです。
表皮の代謝機能が加齢によって低下すると、メラニン色素が皮膚表面にできた後に定着してシミの要因となってしまいます。コンドロイチンを含む皮膚は表層の活性化を促すので、シミ対策にも有効です。たくさんある美容目的のサプリメントの中で、コンドロイチンが含まれるものがかなりあるのも頷けるのではないでしょうか。